平和の社会実験

公開日: : 最終更新日:2016/11/20 パチンコ, メーカー Comment(2)

人はどこまで、複雑な演出を理解できるのか。どこまでやると、理解できなくなるのか。

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ハンドルルパンこと、ルパンI’m Super Hero。この機械による影響、各メーカー開発者へもたらした精神的影響は大きいと思うんです。

MAX禁止以降、各社とも演出を減らしていますよね。ミドルになったこともあるし、販売台数減少に伴う開発費抑制もあるでしょう。

しかし、平和の社会実験により「過剰すぎる演出はメガ版権でさえ殺す」という共通認識が育っていたことも、無視できない。

消されたルパンとハンドルパンは、ほぼ同時並行で作られていたはずです。少なくとも、消されたがリリースされた後に取り掛かったわけじゃない。

高稼働を叩き始めた消されたルパンを見ながら、ハンドルパンの開発は進んだ。その時、担当者たちの焦りはいかばかりか。開発費は明らかにハンドルルパンの方が上なわけですから。

そもそもマルチ液晶なんて百害あって一理なし。開発費を高騰させ、演出を混乱させ、稼働を殺す、最強のツールですよ。あれだけの制御を実現するには、どれだけの調整を繰り返せばいいのか。開発チームは本当に頑張ったと思う。

結果、ルパンとしては稼働しなかったものの、他機種よりはずっと動いた。メチャクチャ売れて、平和の財務を潤した。

貴重なデータも取れたわけで、社会実験を意図していたなら、メーカーとしては大成功ではないでしょうか。

演出削減、予算削減、フロー見直し、マルチ液晶否定等々、インフレへ突き進み続けたパチンコ業界を止めた。ホールやファンは死屍累々かもしれないけれど、今後パチンコが息を吹き返すのだとしたら、ハンドルパンの反面教師的な功績は大きいと言えます。

Comment

  1. ぱちを より:

    「消された」のPVで機能性を追求した盤面デザインを謳っていたのと比べて
    「8」の開発者インタビューでは、まずは見た目のインパクトを重視したと
    語っていて、もうその時点で間違っていたんじゃないかと思う。
    ルパン8に関しては他にもいろいろ言いたいことはありますが。

    これの失敗でサブ液晶ぐりぐりブームは終わりましたけど
    今後技術が進化して、外枠のフレームが無くなったり、四角以外の液晶が
    搭載可能となればまた再燃するんじゃないかと思います。

    • マルチ液晶は狂ったように登場しましたよね。同じ時期に多くのメーカーから出ていたので、このままじゃファン離れは加速すると危惧を抱きました。徹底的に罵倒していたのは、そのためだったりします。

      液晶1枚でさえも過剰演出で混乱するのに、複数を組み合わせて混乱「しないわけがない」。

      派手にすればいい、演出を増やせばいい、トリッキーに動けばいい。そんな愚かな感性が生んだ、時代のあだ花といえますね。

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  • 管理人・吉田圭志(PN.ボンペイ吉田)
    いいパチンコ有限責任事業組合代表。

    90%が5年で潰れるといわれるパチンコ業界の個人事業において、新台レポートのみの単品商売を10年続け、2016年に黒字のまま無事卒業。

    元ヒキコモリ&ニートでありながら、最も古い個人日記・ブログを運営しつつ、都道府県遊協におけるセミナーで「日本一講師として呼ばれた男」に輝いた(2012年、2013年)

    趣味はパチンコ。ブログ。株式投資。ゴルフ練習。野球観戦。ロングドライブ。




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