敗北したデザインには共通点があった
佐藤可士和デザインの致命的な欠陥
すごい。もにょもにょしてた気持ちを一言で示してくれた。そうなんだよ、佐藤可士和デザインって最低限必要な情報を隠すんだよ。シンプル病とでもいうような情報不足が端的に不親切で、客は価値を受け取るまでに精神的な負担を強いられる。
スタッフの負担まで大きくなるのはサービス業としては致命的だと思う。くら寿司の例でいえば客からの質問だけでなく、明らかに清掃しにくいでしょこれ。四角い底の隅にこびりついた醤油の跡を取るの大変そう。
キリンレモンやウィダーインゼリーの売り上げを落とし、伝説のセブンイレブンコーヒーメーカーを世に送り出し、今度は回転寿司で次のステージ突入か。
経営者や役員ってのは「シンプル」と「英語」に弱いんだよね。それで現場は苦しめられる。
敗北したデザインの共通点とは
テプラを貼られてしまう
これ。
客にとって必要な情報を隠したり、重要な部分を簡略化したり、やたら英語に頼ったりする。結果として何が何だか分からなくなり、質問攻めに耐えかねた提供者側がテプラを貼るんだよ。
文字情報を排除したはずなのに文字を誘発するって、まさにデザインの敗北だ。
そして責任はデザイナーというより、OKを出してしまったクライアント側にもあるんじゃなかろうか。