名将野村克也、逝く
言葉が出ない
マー君の表情、最高じゃないか。
言葉が出ない。
どう表現したらいいんだろうと思っていた矢先、この一言で涙腺が決壊した。
高津臣吾「またボヤいてほしかった」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/02/11/kiji/20200211s00001173244000c.html
野村幸代夫人の他界後は衰え方も半端じゃなく、最近は歩くことすらできない状況だったので、先は短いと覚悟はしていた。それは多分ヤクルトファンみんながそう思っていた。
ヤクルトファンになった理由は「野村克也の冷徹さ」だった
ヤクルトってさ。同じ東京に絶対正義のジャイアンツがいて、どんなに頑張っても弱者ポジションでさ。青山という大都会にありながら田舎くさいイメージで、なんか垢抜けない。
小学生の頃は私も巨人ファンでした。しかしヤクルトに野村監督が就任し、巨人でさえ倒せなかった帝王西武ライオンズを二年がかりで打ち倒した。岡林を潰し、伊藤智仁を潰し、他球団をクビになった選手を再生させ、やっと達成した日本一だった。文字通りのジャイアントキリングだった。
日本シリーズ7戦中3試合に先発して3完投した岡林を見て、ああ、弱者が強者を倒す戦いというのはここまで過酷なんだと知り、ヤクルトファンになりました。
というより、野村ファンになった。
野村監督、お疲れ様でした。ありがとうございました。私をヤクルトファンにしてくださった。心から感謝いたします。弱っても現役を貫こうとした姿勢、歩けなくなってもコーチを打診する姿勢、常に頭を使い学ぶ姿勢、心に刻みます。