すい臓ガン治療にFOLFIRINOXとゲムシタビン そしてコロナウイルス

2020-02-28 11:49母の介護

母の容態

先日、担当医師から説明を受けてきました。カンファレンス室に通され、画像や数値を一つ一つ時間をかけて教えてもらえましたよ。概ね予想通りだったんですけど、今のフォルフィリノックスはもう使えないそうだ。初回ゆえ弱めに投与したにも関わらず一週間経過しても吐き気が治まらないため、元の抗がん剤(ゲムシタビン)へ戻すとのこと。てっきり副作用は二度目から多少楽になるのかと思ってた。違うんだな。

ガン細胞は他の最近と違い「自分の身体が生み出すもの」であるため自分の身体で押さえ込むことができない。当然抗生物質も効かない。抗ガン剤はガンに効くけど、そもそもガンは身体の一部だから正常な細胞へも攻撃してしまう。攻撃してしまう以上、身体は抗ガン剤に対抗しようとして副作用を生じる。

母の体重は7日間で7kg落ち、現在は水もろくに飲めない状況とのこと(本人談)。1回飲んだら2回吐くような状況で、このままではガンより先に衰弱死してしまう。元の抗ガン剤へ戻すにも、現在の副作用が治まってからということになる。

そしてゲムシタビンへ戻す際も、補強するための成分を変えるとのこと。ガン細胞には何種類もあり、抗ガン剤によって効果を発揮するものとしないものがある。つまり、ゲムシタビンで倒せないガンは体内に残り続け、それが大きくなって転移し、臓器を止めてしまうとのこと。なので、膵臓ガン治療の二大巨頭であるフォルフィリノックスを使えないのは痛いそうだ・・・・・・。

現状、母のすい臓ガンは小さくなっていないので、ゲムシタビンへ戻す時には補強する成分の方を変えて投与するようです。で、補強成分の副作用も考えられるため、一度退院したとしても翌週にはまた入院だそうだ。母は静かに頷いていましたが、顔色は「マジかよ」といった具合でした。

なるほど、これがガン治療か。どんなに元気な人でも魂から削られてしまう。母は今のところ治療継続を望んでいるけど、限られた短い生を選ぶ日が来るのだろうか。

病院の様子

母の入院する日本医科大学千葉北総病院は、北総地区の基幹病院です。クルマで20分ほど先にある成田赤十字病院と共に災害拠点病院となっています。両院は密接に連携しているようで、昨日も患者を成田日赤へ送る手配をしていました。

でね。

それだけ大規模な病院ともなれば気になるじゃん、コロナ。ナースに聞いてみたところ、

ナース「うちでは今のところ確認されていないです」
ワイ「おお」
ナース「ただ、肺炎の患者さんは元々多いから、それがコロナウイルスかどうかは分かりません」
ワイ「おおぅ」

ワイ「やっぱ多少ピリピリしてますか?」
ナース「多少なんてもんじゃないです! 私はここに来て7年になりますけど、お見舞いシャットアウトなんていう事態は初めて。新型インフルエンザでもここまではしませんでした。みんなメチャクチャ神経質になってますよ、ほんと早く収束してほしい! 吉田さんも帰ったらすぐに手洗いうがいですよ、お願いしますよ!」
ワイ「お、おぅ」

現場からは以上です。

2020-02-28 11:49母の介護

Posted by epachinko