池田信夫氏の悪質なコラム「休業させるなら学校よりパチンコ屋」に反論する

note書いてます, パチンコパチスロ, パチンコ業界の話

noteの無料公開部分を掲載します

池田信夫氏の言説は切れ味鋭くて好きなんですけど、ちょっと看過できないレベルのコラムだったので反論を試みます。

はじめに

いよいよ、コロナウイルスでパチンコ業界が叩かれ始めた。しかも経済問題で高名な池田信夫氏に、出会い系バー問題で有名な前川喜平氏が揃って言葉を放ったのだ。まだ感染者を出していないにも関わらず、これは異常な事態と言えよう。

もしも内容が理論的であったならば参考にすることもできよう。しかし両者のコラム、およびツイートは、論ずるに値するような内容ではなかった。特に世論への浸透度が高いと予想される池田氏のコラムについて、私からの反論を掲載したい。

いつもと口調が違うのは、若干怒り含みだからですごめんなさい。

目次

  1. 池田信夫氏のコラムの問題点1・公共施設より閉鎖しやすい?
  2. 問題点2・なぜ条件の異なる三業種のみをピックアップ?
  3. 問題点3・最大の問題、悪質なデマ(ここまで無料公開)
  4. 問題点4・パチンコホールは他の遊技より高齢者が多いという事実誤認
  5. 問題点5・参加人口の軽視
  6. 問題点6・論拠の乏しさ
  7. 問題点7・法的根拠が不明
  8. 問題点8・数字を示さず実害や費用を語る愚かさ
  9. ホールで働く20万もの方々へ

問題点1・公共施設より閉鎖しやすい?

まずは彼のコラムをご一読願いたい。

休業させるなら学校よりパチンコ屋。

もうタイトルの時点で何を比較してるんだという感じだが、内容も散々であった。

>今までの日本の政策は基本的に正しいのだが、公共施設を政府がすべて閉鎖することは現代ではむずかしい。

→いきなり意味不明。公共施設だからこそ国の命令で閉鎖しやすい。逆に、民間企業をすべて閉鎖する権限など、今の政府は持っていない。法的根拠もなく民業を閉鎖させるなら、それはもはや民主主義国家ではない

問題点2・なぜ条件の異なる三業種のみをピックアップ?

>不特定多数の集まる閉鎖空間で行われるのは、パチンコ・カラオケ・劇場である。

→狭い部屋に閉じ込もり大声を上げて歌い騒ぐカラオケと、広い面積と高い天井を持つパチンコホールを同じ土俵で比較するのは無理があろう。また、禁煙の劇場と、喫煙を前提とするパチンコ屋では空調能力は段違いだ。条件の異なるものを同列に扱うのはサイエンスではない

問題点3・最大の問題、悪質なデマ

>2月18日には和歌山県で1人、パチンコ屋に立ち寄った人が新型コロナに感染している。

完全な嘘。そのような事例は確認されていない。

和歌山県の事例は、既に感染している人がパチンコ屋へ行ったのであって、パチンコ屋で感染した「のではない」。

あたかもパチンコホールを感染源とするような扇動は看過しがたい。池田信夫ともあろう人が事実確認を怠ったとは思いたくないし、彼は公共放送NHKの元職員である。日本有数の言論人として、何よりも正確性を重要視してきたはずだ。

いい加減な噂話や流言、事実に反する煽動的で謀略的な宣伝のことをデマゴギー(デマ)という。もしも池田氏がデマを取り下げないなら、彼の作る言論プラットフォームアゴラは、デマゴラとして国民の嘲笑に晒されるだろう。

・・・・・・続きはボンペイnote500でお楽しみください

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