漫画家 福満しげゆき氏が実戦した学校内暴力の解決法に心打たれた

オタク, 社会・コロナ

そんなやり方があったのか

この方の漫画は奥さんがピーキーすぎてあまり好きになれないのだけれど、このツイートはとても頷いた。学校内の暴力を乗り越えるには戦略が必要なのだと、一筋の光を与えてくれる。

もっとも、私の受けた暴力は中学時代なので同じ方法は無理だったかもしれない。それでも戦略的に対峙するという方法論は考えもしなかった。ある日突然、暗闇から救ってくれる人が出てくるといいなくらいに思ってた。まあ、空想に逃げてたな

やり返せ? 話し合え? バカだろ

大人はね。簡単に「やり返せばいいじゃないか!」っていうんだ。特に学校内暴力を受けたことのない人ほどそう。もっと始末に負えないのは「話し合えば分かってくれる」とかいうマヌケね。子供の暴力に理由なんてない。ほぼほぼ「楽しいから」でやってる。そんな連中の暴力を止めるなら「リスクに見合わない」と思わせるしかないだろ。

肉体的な痛み(体罰)や、社会的制裁(鑑別所・少年院)などで、楽しい暴力は割に合わないんだと痛感させなきゃ終わらない。倫理観に訴えたって無駄。楽しいことを止められるわけないでしょ。相手に暴力を振るっても金を奪っても、学校の先生はクラスの秩序を守るため見て見ぬフリをしてくれるんだよ、最高の娯楽じゃないか

学校は夢と希望に溢れている

ただし殴られる子供達は除く

殴る側、あるいは見て見ぬフリをする側にとって、学校は青春を謳歌する楽しい場所なのだろう。しかし、その「大多数の楽しさ」を傷つきながら無償で支える子供にとって、肉体と精神の痛みに耐えることはどんな意義があるのか。

学校という世界はなぜ、暴力を振るう側が有利にできているのだろう。なぜ、暴力を受けたくないという小さな望みは無視され、暴力は楽しいという下卑た欲望は満額回答されるのだろう。

殴られる側にも理由があると半笑いで語る大人は、今すぐ集団に殴られてみろ。反論も反撃もできず、ただ殴られてカネを奪われてみろ。それで笑っていられるなら、貴方の頭はおかしい。それを子供に負わせる異常さに気付かぬ貴方の頭はおかしいんだ。

なにより絶望的なのは、暴力を振るってきた側は社会に出て持ち前の明るさで成功したりすること。逆に殴られた側は卑屈になって人生そのものを棒に振ったりする。そんな例はごく一部? いやいや、一部なんかじゃないね。仮に一部であったとしても、その一部は許されていいのかよ

私にできること

私は教師ではないし、教育界に対してなんの力も持っていない。だから、暴力を受けたら逃げろとしか言えないし、可能であるなら録音して、親でも教師でもなく、誰にも相談せず警察へ持ち込めとしか言えない。

何もできないから、日本財団子どもサポートプロジェクトに募金を続けています。嫁もいないし子供もいない。でも子供は国の宝だと思うので、一人でも多くの希望に満ち溢れてほしいから、月に1,000円ずつ納めています。

もっと成功して金額を上げたいね!

学校内暴力を受けて卑屈に歳を重ねても、失敗だらけの人生だったとしても、誰かから求められ、こうして仕事をできる人生もあるのだと示したい。中学生の自分に手を差し伸べたいから、私は頑張ります

あの頃の自分に、お前は文章で人の心を動かす人間になれるよと言ったら、果たして信じるのだろうか。・・・・・・貧乏だけどな!と注釈を付ければ信じてくれるかもね。

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Posted by epachinko