「評価」を仕事とするにあたり、大切なことは「異種族レビュアーズ」が教えてくれた
パチンコレビュアー
これまで自分の仕事をライターだの評論家だのブロガーだのと言ってきましたが、「パチンコレビュアー」で確定したいと思います。
レビュアーとは評論、批評、評価をする人のことなので、評論家でもいいじゃんって話なんだけど、あまりにも固いイメージになってしまうし、ネガティブサイドの「批判」中心に受け取られてしまうのは本望ではないため、レビュアーにしました。
Amazonや食べログ、旅行サイトではレビュー花盛り。国民の間でも口コミの重要性(と欺瞞)は認知されつつあり、一億総レビュアーともいえる状況になってきました。そんな中、パチンコレビュアー吉田圭志をよろしくお願いします。
「レビュアー」のヒントをくれた物
ネーミングのヒントをくれたのはもちろんこれ、異種族レビュアーズ。
こいつらの活躍を見て開き直った。→無料動画はコチラ
作品にはありとあらゆる種族が出てきます。種族間で生物的な観点からの好き嫌いや苦手意識(ヘビは猛禽類が苦手といった類い)はあるものの、差別感情は無いんだよね。○○族はこの国から出て行け!みたいなことはない。多様性と包摂に満ちており、フェミニストやリベラルはこの作品を見るべきじゃないかしら。
実は既に漫画版を3巻まで買っております。これがもうどちゃくそ面白いの。なんか知らんがうちの妹まで大笑いして読んでるし、意外と性別を問わないのかもしれません。
そんな中、「レビューの点数なんて結局は主観。大切なのは正確さと正直さ」というセリフに痺れました。そうだよ、まさにその通りだよ。私のパチンコ台評価もホール評価も、最終的には個人の主観だ。そこから逃げたら良いレビューは書けない。
一応チェックリストを用意し続けてるけど、これは感情論で叩いたりせぬようにする、いわばセーフティネット。レビューの根源は正確さと正直さです。
つまり嘘や下心を排除しなきゃいけないんだ。
何かを評価する時に必要なのは正確さと正直さ
パチンコレビュアーとして心がけているのは、機械を作る人間がいるということ。正直さを失ってしまったら、作る人に対して失礼だよ。それでもパチンコの場合、1割でも批判的なことをいうと発狂したように反撃してくる開発者もいるのだけれど、それも死ぬ気で作ってきたからなのだと理解してる。正確さと正直さとは、すなわち人間へのリスペクトなのだろう。
もちろん勘違いや思い込みは排除しきれないのだけど、それでも裏の意図や下心でレビューしちゃいけないのよな。作品内のレビュアー達も下心満載で店に行くものの、評価の段階で手心を加えたりしない。メーカーから金をもらって高評価するような人はレビュアーでも何でもないんです。
レビューの信頼度に疑問符の付いた「食べログ」
食べログの点数に疑問符が付いたのも同じ文脈でしょう。店側が金を払えば高得点を得やすい、払わなかった店はなぜか3.7点以上にはならない、広告掲載店舗はどれほど低評価ばかりでも3点以下にならないといった「噂」だけでなく、サクラレビューの勧誘まで流出してしまい、評判は悪化の一途を辿ります。
ユーザーは食べログそのものを信用しなくなり、インスタやGoogleのレビューを重視するようになっていきました。
中国人によるサクラレビューが頻発したAmazonが、日本からの発信情報に限定させる措置を講じたのも記憶に新しいところです。レビューから正確さと正直さが失われた時、疑問を抱かれた時、評価サイトは死んでしまうのですね。
ネーミングだけでなく生き方のヒントまでくれた異種族レビュアーズ。最低だけど最高だ。