ストライクウィッチーズRoad to Berlin を見たので早口で語る

オタク


一期の段階で期待したファン側の「宮藤芳佳」を描き切っていたと思う。

当初の思いである「守りたい」は貫かれ、攻撃力は貧弱なのにバカみたいな防御力は一層強化され、剣が弱ければ盾でぶん殴ればいいじゃないとばかりに敵を圧倒する。能力はチート級なのに発動を不安定なモノとすることで戦力バランスを取り、仲間の力を必要とする従来のスタイルも維持していた。

かつての坂本・宮藤の関係性を、宮藤・服部に世代交代させたのは見事だった。宮藤は501に溶け込み、欠かせない戦力として軍上層部からも認められ、本来なら規律違反となる独断専行も一定程度許容されている。硬直化した組織に放り込まれた異物的な価値観が全体を少しずつ変容させる心地よさを与えてくれた。 ついに「おっぱい触らせて」と言い切ったのも成長の証だろう。

そして何より、ミリタリーへ寄せたのは僥倖だった。ネウロイに対して初めて「あ、これは勝てない」と思わせてくれた(事実、エースが撃墜されてる)。こうやってウィッチは死ぬんだと想像できた瞬間から加速度的にキャラへの思い入れが増す。

いくら強い戦力を持っていても、圧倒的な物量で飽和攻撃されると勝てない。押し寄せる小さなネウロイは日本の西側から飛んでくるであろう大量のミサイルを意識させた。大気圏から落下するネウロイは撃ち落とせないのに、発射前なら一撃で粉砕できるのは、敵基地攻撃能力の重要性を教えてくれる。

各キャラが各回で主役となり、強い思いで戦闘に挑むため、もはや「ぱんつ」を意識しなくなっていた。

20歳となり魔力を失い現場から離れた坂本同様、4期では故郷を解放したミーナが現場を離れるのだろう。メンバーを卒業させつつ人気を維持してほしい。

と、早口で語ってみました。

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Posted by epachinko