なるほど、これも介護のキツさか。自分の弱さ、情けなさを痛感し続ける日々

家ネタ

僕と妹とで12時間交替。風呂は週に一度の訪問入浴、週2回の清拭。手洗いや足湯は都度行う。ケアマネと連絡を取りながら手すりやポータブルトイレも設置した。

これなら問題なくできる。二人ともそう思ってたんだよ。

なんなら、12時間のうち、7時間寝たとしても5時間は自分の時間を取れるじゃないかと。

そんな甘くなかったな。

うまく伝えられないけど、休日、日曜日ってあるじゃん。あっという間に過ぎるでしょ? あれが24時間弱12時間だったらどうよ。睡眠時間は半分にならないから、自由時間は1/3くらいになる。

現在ギグワーカーなので、母の容態が追いついたときにYouTubeシナリオを書けるかと思いきや、これも極めて困難だった。

例えば、1時間で終わる仕事があったとするじゃん。10分おきに「○○くん、これをやっておいて」と10分程度かかる仕事がやってくる。計算上は10分おきに本来の仕事と追加の仕事をこなすから2時間で完成する、はず。

でも無理だよね。そんな簡単に切り替えられない。物音がするたびに様子を見ねばならないため、現在これを母の部屋で書いているのだけど、まあ、進まない。

平常時なら寝ずに仕上げちゃう仕事でも、翌日へダイレクトに響いてしまうから睡眠時間は削れない。その睡眠も妙に浅く、6時間7時間寝ても疲労感が粘着質となって全身にまとわりつく。

7月4日17:00。郵便物を受け取るべく集合ポストへ行った。うちはエントランスから最も近い部屋であり、玄関から1分もかからない。ついでにロビーで缶コーヒーを買って戻って3分弱。玄関のドアを開けた瞬間、部屋から首だけ出して倒れてる母がいた。

目と口が開き、首だけ転がっているように見えた。

ほんの3分前、ベッドで普通に寝ていたはずなのに。なぜ自分はポストへ行ってしまったのだろう。 もうろうとする中でトイレへ行こうとしたのか、点滴スタンドが倒れていた。 すぐに妹を起こし、訪問看護師へ電話する。土日でも追加料金を支払うと来てくれるのだ。

この時、人生最大の自己嫌悪に陥った。僕ね、なぜかこの時、缶コーヒーを買ったことを隠そうとしたんだよ。頭を強く打って気絶している母を前に、介護をサボった「缶コーヒーを買う行為」を隠そうとした。

母は今のところ、頭を打った後遺症は出ていない。でも、倒れた母を見た瞬間、去来した思いは「目を離したことがバレたらどうしよう」だった。ホント、心の底から、自分はクソだと思った。クソの極みだと思った。なんで死ぬのが母で、僕じゃないんだろうかと。

妹に引き継ぎ、洗濯物を乾かすためコインランドリーへ向かった。なんで僕はこうなんだろう。可愛そうがられたがりのシンドロームか。頑張ってるねと言われたがったり、犯した失点の値引きを企んだり、そういう心根に対して、怒り狂った。

7月5日16:00。母が痛みを訴える。アセトアミノフェンの点滴を行い、舌下錠を与え、酸素チューブを鼻に入れる。それでもなかなか痛みは引かず、腹や背中をさする。経験者は分かると思うんですけど、大人の身体をさすり続けるって肉体的に結構キツいのね。無理な姿勢で30分1時間と経過すれば、肩から背中、腰にかけて悲鳴を上げる。

妹も肉体的に精神的にキツいのか、会話はどんどん減っていき、お互いがお互いに苛立ってる感じ。僕はというと先日の件で笑う余裕を失っている。

7月6日10:00。母が突然震え始めた。室温は25度にキープされているのに、厚めのタオルケットを強く握りしめている。顔は蒼白。体温を測ったら38.4度。脈拍は140。血圧は159/121。心拍は120。明らかにおかしい。訪問看護ステーションに電話をし、指示通りアセトアミノフェンの点滴を与える。

7月6日12:00。今度は尋常じゃないほどの発汗。上半身のパジャマと下着を替える。既に腕を上げられないため、また、汗で張り付いているため、シャツを買えるだけでこちらが汗だくになってしまった。

訪問看護ステーションから電話があり、訪問医の指示を受け取る。 39度を超えたらもう一度アセトアミノフェンを投与せよとのこと。インフルエンザの時に飲んだカロナールが、アセトアミノフェン300mgだった。既に2000mg投与している。それゆえか、すい臓がんの痛みも一緒に緩和されてるっぽい。

現在、体温はさらに上昇して38.9度。

さあ、仕事をしようか

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Posted by epachinko