ダブルバインドのnoteがオススメされました ちょっと付け足したい〝サイコパス〟な人について

社会・コロナ, 自腹で買ってみた

本編ではサラッと流していますけど、サイコパスな人はダブルバインドの天才です。とあるプロジェクトに参加した際、主力メンバーから複数の選択肢を示された上で「失敗した時は全て吉田の責任となる形」に仕向けられたことがあります。または「ABCのうちA以外の選択肢はあり得ない提示の仕方をしつつ、選んだのは吉田だから責任も吉田」となりそうだった。

幸い、そいつはサイコパスだと感付いていたためパニックにならなかった。事前に本を読んで学んでいたことも幸いした。なんで三択なんですか? Aの選択肢は計上されている予算以外に金をつかいますよね? まず、Aを選ばせようと仕組んだ点について説明を求めますと食い下がったら、見たこともない勢いでキレられたっけな。

一般的なサイコパスの特徴を列挙してみます。

サイコパスは良心を持たない。
サイコパスは病的に嘘つき。
サイコパスは罪悪感という概念がない。
サイコパスは他人の不幸を見ても心が痛まない。
サイコパスは共感能力に劣る。
サイコパスは一見すると魅力的。
サイコパスは喋りが上手い。
サイコパスは猛烈に頭の良い人が多い。
サイコパスは先天性の疾患に近く、決して治らない。
サイコパスは相手を操縦しようとする。
サイコパスは冷静だが時に極めつけの暴力性を持つ。
サイコパスは性的に放埒。
サイコパスは他人の痛みも自分の痛みも感じにくい(そのため大胆な決断をできる)

これ、鬼滅の刃に出てくる上弦の弐、童麿(どうま)なんだよね。

何の痛みも感じないが、頭は抜群に良いから、痛みを感じてるように振る舞える。おそらく作者はサイコパスの特性を知った上で童麿のキャラを作ったんじゃないかな。パチンコでお馴染みのPSYCHO-PASSに出てくる犯罪者よりも、童麿の方がずっと近い。

なんでもかんでもサイコパス扱いする風潮は嫌いなんですけどね・・・・・・。 なぜなら彼らだって普通に家庭を持っていたりもする。むしろ(自分の痛みにすら鈍いから)常人では下せない決断を下せる。高名な政治家や優秀な実業家に多かったりするそうですよ。

ただ、こちらの辛さをいつか分かってもらえるなんてあり得ないから、敵認定されたら最後、ダブルバインドを仕掛けられ、どんどん疲弊・摩耗していく。

↑良書とまでは言い難いし、作者自身もサイコパスと接し調べる過程で〝狂わされた〟感じがする。ただ、情報として知っておくだけで全然違うので、おすすめしておきます。実際、僕もこの本に助けられたしね。