小山昇「銀行が無担保で20億円の枠を作ってくれたわw」

パチンコホール, 経済

昔読んだ小山昇の本で、銀行の支店長を決算説明会だか経営説明会に呼んだら、無担保の融資枠を20億円設定してくれたと書いてあった。当時は「すげー」と思ったものです。

でもこれ、単純に現預金を抱えてるからじゃない?

ダスキン事業が右肩上がりとは思えず、コンサル事業中心の構造ならば話は分かる。

コンサル事業は仕入がない。仕入がなければ在庫もない。〝物〟を作るわけじゃないから工場も土地も不要。ひたすら現金だけが積み上がっていきます。

当然、自己資本比率は極端に高くなる。株式会社武蔵野の貸借対照表を見たわけじゃないから勘ですが、銀行からすれば「借りてくださいよー」「事業を拡大しましょうよー」といったところでしょう。

現預金の多い会社、借入の少ない会社は素晴らしいと思う。現在のような不景気な時代は、キャッシュこそ最強ですから。

ただ武蔵野は、18年連続増収をうたいながら、2018年を最後に売上高を発表していません。ありあまる現金を持ちながら事業を大きく拡大できなかった。僕の目には「小山昇は事業を拡大する能力に乏しい」と映ります。

僕は数字に弱いけど、PL(損益計算書)はその会社の成績、BS(貸借対照表)はその会社の累積だと思っていて、メーカー決算に関する記事を書くときもBSばかり見ています。武蔵野のBSも見てみたい。でもきっと、小山昇は財務諸表を公開しないはずです。

ワーキングプアの個人事業主が偉そうに言うなって話ですけど、言います。「あえて直近数年の業績を隠すのは、それを知られるとブランドに傷が付くから」。小山昇より、パートナー企業の中にこそ、経営の天才がいるんじゃないかな。

彼の薫陶を受けたパチンコホール企業もありますけど、そこは果敢に出店してる。社員を増やさなくていい商売でドヤ顔なんてしていない。もちろん失敗した店舗もあるよ。それでも雇用を増やし、売上を増やし、顧客(パチンコファン)を増やし続けるホール社長の方が、小山昇より遥かに優秀だと思うね。

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Posted by epachinko