10年ぶりにカラオケで歌った 3年ぶりに業界話を聞いた
なんかもうビックリするほど声が出ない。歌どころか、普段ほとんど喋らないしね。
元同友会(現MIRAI)の宮本さんから「重要な話がある」と連絡があり行ってみると、
まさかのPOKKA吉田さん。
宮本「絵面がカタギじゃない」
たしかに。
カラオケは10年ぶりで、業界関係のコアな話は3年ぶりか。某メーカーのすごい人から「もう一度あなたには情熱を燃やしてほしい。諦めないでほしい」的なことを言われ頭髪がごっそり抜けた。
ジャスミン茶ハイを飲みながら考える。
確かに情熱は枯れた。業界の動向に一切の興味を失ってる。だって今後、釘調整がなくなる方向なんでしょ? 羽根モノも消える運命なんでしょ?
そんな「パチンコっぽいナニカ」に情熱なんて傾けられない。僕は玉と釘の駆け引きこそがパチンコだと確信して生きてきた。
スマパチ? スマスロ? それを求める人達で未来を作るべきだと思うよ。他人の幸せのために走る価値観は、僕は持ち合わせていない。
と同時に、僕はこの業界に多大な恩がある。
パチンコ大好きでパチンコ業界に入り、ピーアークや関東京楽には大きな迷惑をかけた。それでもまだ業界の片隅で禄を食んでるわけで、懐の深いパチンコ業界、そして読者の皆さんには感謝しかない。
だけど今は、どうしても「恩を返す」方向へ思考が向きません。
理由を考えるに、余裕を失ったから、じゃないかと。
新台レポートをやってた頃なら収入面でも貯蓄面でも余裕があった。生活に余裕を持てると、色々な活動をする余裕も生まれます。
今は生活費を稼ぐため、日々文字をひねり出し、レンタカーを回送させ、睡眠時間を削って年収200万円だもの。媚びる笑顔も、光を失った目も板につきました。
積極的に業界活動をしてる人で、僕より低収入な人は誰一人いないでしょう。業界の未来なんていう大層なものは、お金を持ってる人達が頑張る話であり、ワーキングプアの出番はない。
きっと僕は、自分で自分を見限ってしまったんだろうね。
もともと面倒くさい奴ではあるけれど、情熱が抜けてしまったのは、そこに〝見限り〟があるから。僕はここまでだ、ここまででいい、良い人生だったと、極めて強固な分厚い天井を自分自身で設定してしまったんだな。
ただ、まあ。
2019年7月21日にぶっ壊れた時計はもう動かないけど、強く振れば秒針くらいは動くかもしれないので、締め切りの合間に何かしら書いていこうと思います。
ちなみに、今日歌った曲は「Get along together」です。