アフターコロナのパチンコ業界はどうなる?

2020-05-09 05:55パチンコ業界の話

パチンコホールはどうなる?

営業してるホールをいくつか確認して思ったことを書いてみます。全てただの妄想ですので、話半分で読み飛ばしてください。

県内に1店舗2店舗のみの営業ならばどんな低稼働店でも満席になっていたけど、ほんの10%が再開しただけで土日に毛の生えた程度の稼働に落ち着いていたりする。エリア最強店、2位の店、3位の店は引き続き休業してるのにその程度。

つまり絶対的な客数は半分どころか6割くらい消失してしまっており、1,000万人を切っていた遊技人口のうちコロナなんて関係なく打つ人は400万人ほどなのかもしれないよ。

会社倒産、給与削減、そしておそらく来るであろう増税。さらに次の緊急事態宣言を考えたとき、娯楽消費のマインドは数年単位で回復しないし高齢者の多くは感染恐さで店に来ない。イメージの悪化により若者の新規獲得は絶望的。

コロナ前より稼働は平均6割落ちると考えてみる。

パチンコ客は「客数の多い店ほど出てると勘違いする性質」を持っているため、エリア1位の店は影響2割減、2位の店は4割減、3位の店は6割減。それ以外の店は8割減くらいになるのではないか

アフターコロナの営業再開時に必要なのは、チラシ、DM、LINE@、メール等々、全力でコロナ対策していますをアピールし、最低限の稼働を保証してくれる「自店のジジババ」を復帰させることでしょう。サラリーマンの給料はコロナで減っても年金は1円たりとも減らないんだから、アフターコロナ後の金城湯池になるはず。

パチンコメーカーはどうなる?

中位以下のホールで稼働8割減ということは、アウト8,000発の店は1,600発くらいになる。9,000店舗のうち6割にあたる5,400店舗は開店休業状態か閉店となり、5,400店舗のうち閉店するのは半分として2,700店舗。まともに経営できるのは3,600店舗だから一年後のホール数は6,300店舗。3,600店舗のうち積極的に機械を買えるホールは1/3の1,200店舗。機械の販売台数はざっくり1/4くらいになるのかな。1万台→2,500台、3,000台→750台といった感じ。

メガコンテンツでも同じクオリティの後継機を作れなくなるのは明々白々であり、映像品質は目も当てられぬほどに落ち、演出点数も演出フローも徹底して簡略化する。

そもそも売れるか売れないかというより、現実的な問題は債権回収だよね。休業の長期化でホールは決定的なキャッシュ不足に陥る。銀行による輸血は間に合うのか、そもそも遊技業にマネーを投じてくれるのか? メガバンは難しいとして地銀は? オリックスは?

営業を再開したホールは規模の大小を問わず現金不足に陥ってる可能性がある。特にキャッシュをぶん回してM&Aや新規出店を繰り返したチェーン店は見た目以上にヤバそうだ。そんな法人は機械を多く買ったりしてるから危ないよね。体力のあるメーカーはホールに対して支払い猶予を行ってほしい。

債権回収の目処が付いたら怒濤のリストラかな。新規の立ち上げは凍結され、開発ラインも営業所も1/4くらいに減らされる? 実質無借金経営のSANKYOや藤商事、莫大な資産を持つ三洋物産などは残るだろうけど、借入金の大きい所は分からない。部品メーカーから先に飛んでいく可能性もあるのかな。

ただのカンです

感染症による経済停滞時のエビデンスは持ち合わせていないので、最も酷くてこのレベルになるのかもと、心の準備として書きました。正確な未来予測を求める方は、ちゃんとしたコンサルさんやダイコク電機などに聞いてください。

2020-05-09 05:55パチンコ業界の話

Posted by epachinko