自主・自立・自衛

国際情勢(ウクライナ含む), 政治

ロシアのウクライナ侵攻は巷間言われてる通り、プーチンの大国的歴史観が影響してるのでしょう。

かつて中国とソ連が対立した際、北朝鮮は間に挟まれた。中国は朝鮮戦争で兵を出してくれた恩人だし、ソ連は国父・金日成を育てた国。両大国の狭間で金日成が選んだ道は、自主・自立・自衛だったらしい。

日本人を拉致し、今も核で我々を脅す北朝鮮は許せないけど、この【自主・自立・自衛】は考えさせられる。今こそ日本に必要な考え方ではないかと。

女性でさえ銃を取り、一歩も引かない姿勢を見せるウクライナ国民を見て、日本人にあれができるだろうかと考えた人は多いでしょう。

まあ、できないよ。日本人には国を守ろうとする強い意志がない。すなわち自衛の考えがない。だって、国を守ろうとせず降伏を叫ぶ橋下徹が人気なんですよ?

自衛を考えてこなかったから自立できず、自立してないから自主的に動けない。国家の構成要因である〝国民〟として半人前なんだね。

日本共産党に至っては、自衛隊は憲法違反だけど有事の際は守ってもらうんだと、自立とは正反対の主張を行いました。僕は共産主義者じゃないけど、あんな惨めな主張をする人達とは思わなかった。戦争になったら恥ずかしげもなく「米軍は我々を守れ!」と言いかねん。

神は自らを助くる者を助くというでしょう。神様だけでなく世界中の国々も、自ら努力する国を助けようとする。ウクライナは大統領から一般市民まで戦い続けるからこそ、西側諸国は武器を送るわけでしょう。

対する日本はどうか。米軍に任せきりの保守派も、 憲法9条は世界から尊敬されてると勘違いするリベラルも、いずれも怠惰に過ぎるんじゃないか。

まず、自衛。自らを助くる精神が自立を促し、自立した考えを身につけることで自主的な動きができるようになる。すなわち〝国家の国民〟となれる。日本は教育からやり直す必要があるんじゃなかろうか。

少なくとも、平和は「願うもの」でも「もたらされるもの」でもなく、「勝ち取るもの」「努力して維持するもの」だと、周知徹底しなきゃいけないと思いますね。