叔父、他界

家ネタ, 母の介護

カナダに住む叔母から、夫が他界したとのメールが届いた。叔母は母の妹だけあって気丈な人だけど、短い文章に悲哀が滲んでいた。母の他界は昨年の7月。よりにもよって同じ7月に、同じくガンで・・・。

叔父の四郎さんは40年近く前、バンクーバーで寿司屋を開いた。英語も喋れない、寿司も握れない状態でカナダへ渡り、戦い、成功した。アジア系への差別意識は根強く、韓国系による低品質な寿司に悩まされた(寿司の価値が下がる)と聞いた。

Shiro Japanese restaurant は売却したものの、今もGoogleで★4.5を付ける。

一昨年、まだ動けた母を連れ、カナダへ行った。従姉妹の結婚式に出席し、四郎さんとあれこれ語った。母も僕も四郎さんも叔母も、みんな、会うのはこれが最後になるだろうと思いながら、笑った。結婚式はとても素晴らしいものだった。

四郎さんは痛みと闘いながら、僕らをあちこち案内してくれた。初めてのカナダは新鮮で、カジノへも行けた。彼は仕事に対して厳しい人だったと聞くが、僕らにはそんな様子を見せず、ひたすら笑顔で歓待してくれた。

メールで何度かやり取りしたけれど、もっと送ればよかったと思う。後悔先に立たず。でもやはり、ありがとうと伝えたい。

母が天国にいるはずなので、今度はあちこち案内してもらってください。方向音痴な人なので間違えるかも知れませんが、一応、墓参りをして他界を伝えました。

ありがとうございました。
頑張ります。

Yoshida Keishi

家ネタ, 母の介護

Posted by epachinko