ビジネス会計検定試験3級・10 資産の種類と金額
レンタカー回送や家族旅行が続いたためお休みしていたビジネス会計検定試験3級の記事。三日坊主ならぬ九日坊主になっていました。再開しまっせ。
資産の種類と金額とは?
製造や販売といった、本来の企業活動に利用される資産を「事業用資産」といい、金額は取得原価で評価します。
他社から現金を受け取る権利(売掛金)や、他社株や債権など将来の支払手段として使える資産を「金融資産」と言い、金額は時価で評価します。
それってどういうこと?
取得原価→資産を取得するために使った総額(手数料や税も含む)
時価→現在の市場価格
どうして必要なの?
取得原価は客観的で信頼性が高いものの、時が経過して実態と異なるケースも生じる。バブル期に取得したあと、その価格で売却できず寝かせっぱなしになってる土地を「この土地は1おくえんで買った!その価値がある!」と言われて1億円で買う?
時価は期末時点での最新価格を反映できるものの、客観性に欠けるしそもそも本当にその値段で売れるか分からない。「いい仕事してますねぇ。これは1おくえん」と言われて信じられる?
ムダ知識
基本的に、製造販売など本業に利用される事業用資産は「取得原価」で評価し、売掛金や社債といった金融資産は時価で評価します。
なぜなら土地建物や材料といった事業資産は「いきなり0円」にならないから時価は適さない。逆に売掛金や社債は相手企業が倒産したら「いきなり0円」になるため、常に最新の価格で評価せねばならないんですな。
「ボンペイ株式会社の株を1億円で買いました!」(なお倒産済み)という場合、ボンペイ株式会社の株を1億円で評価していいのかって話。
まとめ
事業用資産は取得原価で評価する
金融資産は時価で評価する