真正保守を標榜する皆様へ
吉田君は本質的にはリベラルだよねと一発で見抜かれ動揺気味の僕です。おはようございます。
今日もツイッターでは、アベスガジミンでは日本は亡びると叫ぶ人達と、中国を放置すれば日本は亡びると叫ぶ人達とで、熱く平和な戦いが繰り広げられています。
ただ最近では「自民党もクソや」と気付く保守派も多いようで、その一点に限ってはリベラルよりいいかなと思います。実際、中国は現実の脅威だしね。
リベラルの人らって、共産党や山本太郎、左派思想を持つ有名人の大本営発表に服従するでしょ。異議を唱えようもんなら昨日まで仲間だった人でもボコボコにする。戦前の特高警察みたいで、リベラルこそ日本人の暗い部分を継承する真正保守ではないかと思わなくもありません。
とまあ、それは冗談としても、真正保守を標榜する人も、口だけじゃ（SNS番長と化した）リベラルと変わりません。
イデオロギーを浸透させよう、日本を守ろう、国会に代表者を継続的に送り込もうと思ったら、以下の3つを集め続けなきゃいけない。
・集金（カネ→全ての源泉）
・動員（ヒト→選挙活動を手伝う人達）
・集票（ヒョウ→実際に投じられる票）
立憲民主党の支持率は低落の一途ですよね。政権を叩くハッシュタグをトレンド入りさせても退潮傾向は変わらない。なぜならリベラルは、まず、カネを使いません。フェミニストにしろ反戦主義者にしろ、同志の本すら買いません。
そして彼らは選挙を手伝わない。スマホでポチポチして鬱憤を晴らすばかりで何かを達成した気になってる。選挙事務所を訪ねてチラシ配布を手伝ったりしない。当然、実社会で親戚友人に投票を呼びかけることもしない。
公明党の支持母体である創価学会は、集金、動員、集票の3つをキッチリこなす。だから強いのですよ。
マイクロクラスターとしてのオタク票は3つを実現するかもしれません。前回当選した山田太郎は53万票を集めました。表現の自由（好きなアニメ・漫画・同人誌）などを守るためなら、カネを使うし選挙も手伝うし投票を呼びかけもする。
パチンコはこれに失敗した。集金は抜群だったけど動員は大したことなく、集票に至っては山田太郎の1/10だった。パチンコ業界の政治力はオタクの1/10です。警察庁は大爆笑したでしょうね。
真正保守を標榜する方々は、カネ・ヒト・ヒョウの3つを集めましょう。日本の、いや、民主主義国家は全てこの3つを大量に用意できた勢力に“法的な力”を与えるようにできています。
どれだけ素晴らしい理念を掲げようとも、そこに正義があろうとも、3つを集められなければ何も実現できません。中国や韓国からもたらされる脅威を語れば日本人も目を覚ますはずだなんて、夢物語です。
真正保守は（皆さんが毛嫌いする）日本共産党や山本太郎にも劣るんです。そこを自覚した上で“正しさ”よりも「今の理念と戦略でカネ・ヒト・ヒョウを集められるか」を考えてほしいのですね。
……と。
なんでこんなことを書いたのかと言いますと、ツイッターのDMで「真正保守が日本を動かすには」という質問をいただいたのですよ。直接的には「無理です」とお答えしました。だって“真に正しい”なんて、リベラルの“正義”と一緒ですから。自分達の脳内活動に酔ってるだけなんだよ。
ただそれじゃあんまりなので、無理と判断した理由を今回、長々と述べたのであります。朝っぱらから。